県外かららお客様がみえて、参考館を見ていただいた後にちょっと声をかけてみたら「山本さんのお嬢さん?」と言われたので「そうです、わかりますか〜と答えると「昔、出雲であった民芸夏期学校で山本さんが手織りのシャツを着ててね、それがボタンは陶器でね、赤ちゃんを連れていたのを鮮烈に覚えいてるの。それがあなたなのね〜」とお客さまも懐かしそう。そうか、そんなことを経験していたのね〜私って。あまりに赤ん坊の時の事のようなので勿論覚えているはずもないのですが、お話を聞くに私が1才頃の事のようで、教行氏と房江さんは赤ん坊の私を民芸夏期学校に連れて行ったそうなのでした。教行氏が自分で作った陶器のボタンの話。そのボタンは今も参考館にも展示しています。お客様はそれを見られて良かった〜と大変喜んでくださいました。私も自分の事ながら初めて聞く話でとても興味深く、なぜか懐かしさも感じました。その日から随分時間がたった再会となり、何とも不思議な心あたたまる気持ちになりました。
陶製のボタン。昔は時間があったからこんなこともできたと教行氏。
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