土鍋を安全にお使いいただくために

目止めとは
土鍋の水漏れやヒビ割れ、におい移りを防ぐために行う処理のことです。 土鍋は素材である土には小さな穴(目)が無数にあり吸水性が高く、匂いも吸収しやすい性質です。したがってこの目を塞ぐ処理が目止めです。土鍋を長く丈夫にお使いいただくための大切な処理となります。少々手間のかかる作業ですが、目止めにより土鍋に命が吹き込まれ、火を入れる度に育っていく、その過程を楽しむことが出来るのが土鍋の良さのひとつではないかと思います。目止めは最初だけでなくメンテナンスとして定期的におこなっていただくことをおすすめいたします。

準備するもの
土鍋は必ず乾いた状態でご準備ください。

・小麦粉(大さじ2~3ぐらい)
・水 100ccぐらい
・お湯 適量(土鍋の半分ぐらいまで入れる量をご用意ください)
★大きい容量の土鍋の場合は少し小麦粉の量を増やすなどして調節してください。

手順
1. 小麦粉に水を入れて溶きます
2.土鍋の5分目ぐらいまでお湯を入れます。
3.2を火にかけ弱火から中火にし徐々に土鍋を温めていきます。
4.3がフツフツと沸いてきましたら1を入れて濃度が均一になるように泡立て器などを使って軽く混ぜます。
5.沸騰しないように気を付けながら、とろみがついたところで火を止めます。
※吹きこぼれないように、必要であれば少し差し水を入れてください。 土鍋が冷めるまでそのまま放置します。
6.完全に冷めたら中身を捨ててきれいに洗い、布巾などを敷いた上に底面を上にして風通しが良い場所でよく乾かしてください。

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